普段から性欲が強く自慰行為の頻度が高い者にとって入院というのは、他の患者や病院関係者の目を気にし欲望を解放でき
...ず日々悶々と過ごすことを余儀なくされ、精神的負荷が掛かる訳なのだが、それは当人にとっては地獄の一丁目へ赴くのと同意義であった。コントラクトカーテンの隙間から漂う煽情的な香りに導かれ覗くと女性患者が発情し声を押し殺しつつも嬌声を発する姿に引き込まれていくのであった。淫猥な陰部をメスで治療するかの如く自らの指で貪る勢いで弄り性欲を解放していく姿はまるで芸術美を感じ、抜き差しする指にまとわりつき滴り落ちる愛液はまるで蜜のような甘美なフェロモンを病室内に充満させカタルシスへ誘われているようにさえ錯覚させる。これは、患者が自分の欲望に我慢できず快楽やスリルに溺れ自慰に耽る姿を隠撮した記録譚である。【JADE独占】